第3設計部/2015年キャリア入社
兼瀬 勝也
前職ではアトリエ系設計事務所に所属していましたが、その中で、「デザインだけではなく、プロジェクトマネジメントを徹底し、総合的に価値の高いものを作ることで社会に還元し、正しく対価を得る」ことがプロフェッショナルとして大事だという意識を強く持つようになりました。その後、勤務していた事務所の閉所に際し、プロジェクトマネジメントを得意とする組織設計事務所を探したところ、山下設計に出会いました。山下設計はグループ会社に山下PMCがあることに加え、自社もプロジェクトマネジメントを重視していることを知り、この環境で働きたいと思い入社を決めました。
馬に関係した大規模なプロジェクトを多く手掛けており、組織設計事務所ならではの仕事だと感じています。その中で、オリジナルのレンガを製作して、モックアップをつくり強度確認をしたことが一番印象に残っています。設計・監理業務の中でも特殊なケースかもしれませんが、現物での精密な強度検証を経験して、デザインと品質の両立には確かな裏付けが必要であることを改めて実感しました。
社内は個々の進め方の裁量が広いため、アトリエ事務所のような挑戦的な手法も取り入れながらプロジェクトマネジメントと両立し、より良いものをつくっていきたいと考えるようになりました。
会社としては430人という規模で、私が前にいた事務所に比べると非常に多くの社員がいますが、よく顔が見えると感じます。話しやすい人が多く、どの人が今どんな仕事をしているのか、誰がどんなことを得意としているのか分かったうえで仕事ができる環境です。
設計とともに、新たなライフスタイルを提案するような仕事をしていきたいです。
私は趣味で農業をしているのですが、例えば「建築×農業」というライフスタイルを考えています。緑を鑑賞対象とするだけではなく、緑を育成し、収穫して食べるなど緑と共生する生活環境づくりです。
プロジェクトマネジメントは、どのぐらい先を見据えてマネジメントできるかが重要だと思います。単に建物を提供するだけではなく、50年先、100年先といった、より長い目でマネジメントしていくことで、新たな価値を生み出していくことができると考えています。