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立田山憩の森・お祭り広場公衆トイレがT-1グランプリ T-1ホームコネクター賞2022を受賞

プレスリリース 受賞 2023.10.10

立田山憩の森・お祭り広場公衆トイレがT-1グランプリ T-1ホームコネクター賞2022を受賞を受賞しました。

T-1グランプリは、先進的な木造建築を紹介し、その可能性を広く知っていただくことを目標とし、毎年「都市木造の未来・可能性を見せてくれる建築」という観点から、際だって優れた作品の設計者に贈られる賞です。(NPO法人teamTimberizeHPより転記)

 

丸太の建築で人と自然を繋ぐ

くまもとアートポリス事業の一環として計画された公衆トイレ。

木を無駄なく使いきることを計画のテーマとし、木をほぼ100%活用できる丸太を建築材料とすることで、その価値を見直すことを試みました。JAS 規格もなく、個々に長さや太さ・形状が異なる丸太を現代の解析技術・加工技術を用いて活用する方法を模索しました。

 

施設は森・芝生広場・散策路・駐車場等、自然と人の活動の接点となる場に位置しています。どの方向からも立ち寄りやすい円環状の庇空間を基本に、庇下にトイレブース、休憩スペース、洗面スペースを隣接する環境に合わせて配置し、立田山での自然体験をサポートする場を生み出しました。

 

1 1 本異なる表情を持つ原木から樹皮を剥いだだけの丸太を組み合わせたレシプロカル構造の架構が、建築と自然との関係を深めています。大部分の木材に熊本県産材を使用し、木材乾燥・加工・保存処理等もすべて熊本県内で完結し、地域資源を活かしました。

T-1グランプリ詳細はNPO法人teamTimberrizeをご覧ください。